書名 源氏物語の変奏曲─江戸の調べ
シリーズ名
著者 鈴木健一編
本体価格 2800円
ISBN4-8382- 3124-5
発行年月 平成15年9月
判形・製本 A5判・並製
在庫情報
雅文芸の象徴である『源氏物語』が江戸期の俗文芸にいかに享受されたか。江戸の文学・思想・文化に織り込まれた『源氏物語』のさまざまな姿を映し出す。
序 源氏享受の多層構造(鈴木健一) T 表現の基層 立圃『おさな源氏』『十帖源氏』(湯浅佳子) 『好色一代男』(宮本祐規子) 洒落本『傾城買十八手』(木越俊介) 江戸読本『壺菫』(三浦一朗)  『偐紫田舎源氏』(津田眞弓) 『おくの細道』(金田房子) 嵐雪「竹の子や児の歯ぐきの美しさ」の句(纓片真王) 『誹風柳多留』(鈴木健一) 堀田正敦主催「詠源氏物語和歌」(盛田帝子) 江馬細香と頼山陽(杉下元明) 原古処「読源語」(壬生里巳) 演劇(池山晃) U 批評の言説 江戸時代前期の源氏学─『源氏物語』の出版をめぐって(西田正宏) 「物のあはれを知る」説と『源氏物語』(杉田昌彦) 宣長以後の物語研究(田中康二) 細井貞雄『空物語玉琴』の源氏観(江戸英雄) 夕顔巻のもののけ─萩原広道の解釈と方法(高田祐彦) 江戸時代注釈は藤壺の光源氏に対する感情をどう解釈したか(吉野瑞恵) 本居宣長『玉の小櫛』の和歌解釈─光源氏と藤壺の贈答歌から─(鈴木宏子) V 文化の意匠 源氏絵(西山美香) 浮世絵(田代一葉) 服飾の文様(沢尾絵) 工芸品(山本令子) 和菓子(中山圭子) 源氏香(前田智子) 往来物(丹和浩) 遊里(丹羽謙治)附録・主要事項略年表(鈴木健一)



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