書名 社会心理学と昔話
著者 廣瀬 清人
本体価格 4500円
ISBN978-4-8382- 3435-6
発行年月 2026年2月28日
判形・製本 A5判・並製・282ページ
在庫情報

【内容紹介】
困難をかかえて生活せざるを得ない人々に焦点をあてて、昔話の語りと伝承を中心に据えた社会心理学研究の書である。長岡瞽女と信州秋山郷―周縁に生きた人々の語りと語られなかった沈黙を丹念にたどり、 織りなされる生活世界と心理的リアリティを描き出す。 フィールドワークの倫理に支えられた本書は、QOL研究や負の歴史の語り継ぎをはじめ、 現代社会におけるケアと共生の在り方に新たな視座を拓く。

【目 次】
凡例
用語解説
第1章     本書の概要と構成―困難をかかえて生活せざるを得ない人々と口頭伝承
第2章     第2章  可能世界と昔話
   第1節     リサーチ・クエスチョン
   第2節     心理学から昔話研究への限定的影響
   第3節     昔話研究から心理学への潜在的影響
   第4節     可能世界と昔話
第3章     研究の枠組み
   第1節     類似概念の整理
   第2節     先行研究との比較検討
   第3節     情報提供者とフィールド 
       [コラム1 鈴木牧之の道]
   第4節 方法の検討
第4章     昔話の語りと心理劇
   第1節     問題の定位
   第2節     心理劇とはなにか
   第3節     心理劇と可能世界の反実仮想
   第4節     先行資料の検討瞽女が語る視覚障害をもつ人物が登場する昔話の語り
       [コラム2 瞽女の他界観と世間話
   第5節     フィールドワーク―瞽女が語る「瞽女が登場する」昔話の語り
   第6節     昔話の語りと心理劇
第5章     意味世界の伝承と心理・社会的発達理論
   第1節     問題の定位
   第2節     理論的枠組みの検討
   第3節     語り手が伝承した意味世界を探る手がかり
   第4節     語られた昔話と伝承された意味世界
   第5節     意味世界の伝承と心理・社会的発達理論
第6章     昔話の語りの抑制と伝え継がれた意味世界
   第1節     問題の定位
   第2節     先行資料の検討(1)昔話をほぼ語らないコミュニティ
       [コラム3 貧しさのなかの温もり
   第3節     フィールドワーク―昔話をほぼ語らないコミュニティから奥信濃地方
         に移住した語り手による昔話の語り
   第4節     先行資料を中心とした比較検討(2)奥信濃地方における昔話の豊かな語り
      [コラム4 「みやぎ民話の学校」と大震災・大津波の語り継ぎ
   第5節     先行資料から見た飢饉をめぐる記憶  
   第6節     飢饉をめぐる記憶
   第7節     フィールドワーク飢饉をめぐる記憶から語りへ
   第8節     行動の規則性と意味世界の構築
   あとがき

 




検索ページへ

五十音書名一覧へ

(C)Copyright 2002 MIYAISHOTEN CO.,LTD. All rights reserved.