書名 太平記 創造と成長
シリーズ名 三弥井研究叢書
著者 長谷川端
本体価格 12000円
ISBN4-8382- 3092-3
発行年月 平成15年3月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報
鎌倉末から南北朝時代にかけて、動乱の歴史を描いた『太平記』。多彩な人物像に焦点をあて、作品の成立や作者の構想を検証する。文学的視点のみならず、今川了俊・細川頼之等の周縁を探り、『太平記』守護大名との関わりをも示唆する。14世紀の現代史である『太平記』を読みとくための必読書。
 【目次】
第一章 太平記概観─成立から流伝まで─
  一 成立と作者
  二 作者の思想
  三 構想と展開
  四 諸本
第二章 太平記の成立と守護大名
  一 太平記の成立と作者像
  二 太平記作者と守護大名の距離
  三 観応の擾乱と太平記作者
  四 太平記の成立と難太平記
  五 太平記諸本と細川氏
第三章 太平記の人物
  一 後醍醐天皇と足利尊氏
  二 光厳天皇
  三 楠木正成
  四 佐々木道誉
  五 高師直
  六 新田義貞
  七 佐々木信胤
  八 妙吉侍者
第四章 太平記の諸本と理尽鈔
  一 神宮徴古館本
  二 吉川家本
  三 益田兼治書写本
  四 白置本
  五 管見記・太平記断簡
  六 太平記評判理尽鈔の底本
第五章 太平記の周縁
  一 中世文学に現われた天空の軍勢
  二 越前朝倉館の太平記
  三 太平記から明徳記へ
  四 結城宗廣と能「結城」
付 [翻刻]永青文庫蔵『太平記抜書』
永青文庫蔵『太平記抄抜書』解題
初出一覧
あとがき
索引



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