書名 世界の運命と予言の民話
シリーズ名 世界民間文芸叢書
著者 日本民話の会・外国民話研究会
本体価格 2300円
ISBN4-8382- 9057-8
発行年月 平成14年8月
判形・製本 四六判・上製
在庫情報
科学では証明できない大いなる力の存在として、私たちの先人たちはどのように運命をとらえ、どう向き合って生活してきたのだろうか。世界中の運命の神、予言・予兆・占い、運・不運などにまつわる民話を通じてこれをさぐってゆく。
第一章 運命は運命
燃えさしが燃えつきるまで/寿命を告げる聖人/井戸で死ぬ運命の子/運命の声/ドーリャの呼ぶ声/命の火のある洞窟/ジプシー女の予言/おまえの命はあと三日/牛の角に刺されて死ぬ運命/エルサレムでの死/父を殺し母と結婚した若者/小さなモーゼ/父を龍口に葬った趙匡胤/風神雨神塔/ほか
第二章 運命だって変えられる
運命の女神の予言/弟の身を守りとおした姉/ライマの予言/雷に打たれる運命//死神とほうき職人/寿命をのばしてもらった彭祖/命の短い子ども/話をする木/娘に生まれ変わった蜂/宿命に打ち勝つことができる行者/北極星にかかった黒雲/身代わり花婿/ほか
第三章 運命をつかさどる者
人生の四段階/運命をつかさどる童女/ライマと赤子/絵から抜けだした虎/カテリーナと彼女の運命(、、)/占星術師のカエル坊や/神様と死神/ヤマ王の使者/人の寿命を変えようとした呂洞賓/人体中の八人の住人/幸運と知恵/眠っているカルム/百クロイツのために/ほか
第四章 男女を結ぶ糸
天が定めた夫婦の縁/月下老人の話/炭焼きの娘/運命の花嫁の指輪/花婿の予知/聖ヨハネの夜の占い/納屋を通り抜ける幻/恋人の落としもの/棺の幻/未来の夫を見るには/大みそかの占い/肌着にささったナイフ/結婚相手を占う/兵士の予言/生まれ変わった妻と再び結婚した男/ほか
第五章 予言・予兆・占い
敬虔な子牛/生まれた時に死に方が見える/ドーリャを見る/予言者になりそこなった少年/戦争の予言/片言をしゃべる玉/ファクンド・キローガの死/馬の愚痴りあい/動物たちの予言/クリスマスイブの家畜小屋/海の底を歩く男たち/死の明かり/自分の死を予言した少女/死の行列の観客/切り取られたショール/ほか
第六章 運のある人、ない人
夢のお告げ/貧しい男の運/天財地財/自分の福で暮らす/借り物の福で良い暮らし/福のない人/ウィンチェルシーの欲ふか男/もらった運は身につかない/宝は定められた者の手に/三つの指輪/森の中の声/しゃれこうべの中の宝/幸運な乞食客招き/ほか



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