書名 中世宗教文学の構造と表現―佛と神の文学―
シリーズ名
著者 村上 學
本体価格 9800円
ISBN4-8382- 3143-1 C3395
発行年月 平成18年4月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報

『平家物語』『神道集』など軍記物語や説話集、親鸞、蓮如などの高僧言行録、社寺縁起という、中世期に代表される宗教文学作品について、仏教の教義、教理と作品の表現形成のかかわり合い方、作品世界の人物や書き手の生きざまについての読みの方法を手がかりに解読。中世宗教文学の世界を探求する基本図書。

【目次】
平家「大原御幸」をめぐって
  「大原御幸」をめぐるひとつの読み―『閑居友』の視座から―
  「大原御幸」をめぐるひとつの読み ―続『閑居友』から語り  本への変質まで―
  縁起以前―『日蔵夢記』の言説の戦略
『神道集』編者の意識構造
   『神道集』の本文二系列の性格―書かれざるものの意味―
   『神道集』の構造―成立空間・説話配列・思想―
   『神道集』の神の理念―「故ニ知リヌ」―
親鸞・蓮如像の形成
   伝承と教義のはざま―親鸞伝説を例として―
  蓮如その言談の時空―空善・実悟・堅田門徒を通して―
   『本福寺由来記』から『本福寺跡書』へ
   縁起に見る蓮如上人
縁起の背景
   神社縁起に見える信仰の諸相
   『奥州一宮御本地』攷
   『奥州一宮御本地』をめぐる二三の問題
テクストを読むということ
    夢幻能
    入間川の男と長明
索引



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