単行本・室生犀星未刊行作品集

単行本
鴎外と漱石─終りない言葉─ 室生犀星評価の変遷─その文学と時代─ 川端康成「雪国」を読む 室生犀星と王朝文学
森鴎外偶記 漱石─その志向するもの─ 悪鬼たちの復権 彷徨する酒呑童子─風論・田中英光─
水と火の伝承 昔話伝説研究の展開 拾遺現藻和歌集 魅力の御伽草子
柳田国男と遠野物語 柳田国男の遠野紀行 源氏物語の変奏曲-江戸の調べ- 山陰のわらべ歌-収録歌CD付-
中国神話の構造 物語の世界へ-遠野・昔話・柳田国男- 古筆への誘い 法華験記の世界
御伽草子と昔話
日本の継子話の深層
雛の吊るし飾り 魅力の奈良絵本・絵巻 グリム童話と近代メルヘン
民話-伝承の現実 子どもに昔話を! 昔話を語る女性たち 昔話と絵本
昔話を愛する人々へ 昔話にまなぶ環境 震災と語り 子守唄と民話
震災と民話 鉄文化を拓く
炭焼長者
歌の起源を探る
歌垣
古事記の起源を探る創世神話
鷹と鍛冶の文化を拓く百合若大臣 ヒト・モノ・コトバ明治からの文化誌 伝承の「場」を歩く 悪魔には2本蝋燭を立てよ
広がる奈良絵本・絵巻 民俗学と現代 ロシヤの神話 文明のサスティナビリティ
遠野物語と21世紀 近代日本への挑戦 遠野物語と21世紀
東北日本の古層へ
島根の民謡 語りの講座 
昔話への誘い
語りの講座
昔話を知る
語りの講座
昔話の声とことば
語りの講座
昔話入門
語りの講座
伝承の創造力
酒呑童子絵を読む
まつろわぬものの時空
奈良伝説散歩 大和の歴史と伝説を訪ねて 情報の人心誘導
連歌師という旅人 宣教使 堀秀成 江戸の旅と出版文化 孝子を訪ねる旅
『遠野物語』へのご招待 篠山本 鼠草紙 連歌入門 津浪と村
いくさの歴史と文字文化 いくさの物語と諧謔の文学史 日本近代文学と戦争 熊野鬼伝説
昔話と観光 日本の書と紙 観想 平家物語 美濃部重克著作集
第一巻第二巻
保元・平治物語絵をよむ 源平盛衰記絵本をよむ 舞の本をよむ 日本民族の源流を探る 柳田國男『後狩詞記』再考
北村透谷詩 読解 占の文化史 ウラ世界の不思議 古代研究の新地平始原からのアプローチ 山陰のわらべ歌・民話文化論
神話と自然宗教 雪国の女語り 絵が物語る日本 烈女伝
日本神話の男と女 国際化時代と『遠野物語』 軍記物語 戦人と環境 田中英光事典
全文読破 柳田国男の遠野物語 全文読破 柳田国男の先祖の話 異界百夜語り アイヌ文化への招待
シルクロードをつなぐ昔話 中国のグリム童話 法隆寺コード テクストとしての柳田国男 西鶴 闇への凝視
室町の権力と連歌師宗祇 グリム童話と日本昔話 イラストで理解する
ブランド戦略入門
北村透谷 解説と論究
国境を越える民俗学 熊野からケルトの島へ 大和の歴史と伝説を訪ねて ことばの風景
天空の文学史 太陽・月・星 天空の文学史  雲・雪・風・雨 海の文学史 浜辺の文学史
鳥獣虫魚の文学史1 獣の巻 鳥獣虫魚の文学史2鳥の巻 鳥獣虫魚の文学史3 虫の巻 鳥獣虫魚の文学史4 魚の巻
水窪のむかしばなし みさくぼの民話 みさくぼの伝説と昔話 たつやまの民話
春野のむかしばなし 歌を掛け合う人々 文学海を渡る 甲賀忍者軍団と真田幸村の原像
絵巻で読む源氏物語 決定版 グリム童話事典 見え始めた終末 こえのことばの現在
昔話の読み方伝え方を考える 擬人化と異類合戦の文芸史 愛知で知る読む日本文学史15講 アジア「歌垣」論
生と死と祈りの美術 神仏に抱かれた作家 中勘助 俗化する宗教表象と明治時代 ジオパークと伝説
聖書と西洋美術 ギリシア・ローマ神話と西洋美術 菅江真澄が見た日本 瓜子姫の死と生
語りのメソッド 英雄叙事詩 諏訪信仰の歴史と伝承 清冽な水脈
イソップ絵本はどこからきたのか
室生犀星未刊行作品集
第一巻 第二巻 第三巻 第四巻
第五巻 第六巻

●価格はすべて本体価格を表示していますので、別途消費税が加算されます。
●重版などによって価格を予告なく変更する場合があります。ご了承ください。

単行本
鴎外と漱石
─終りない言葉─

佐々木雅發著
2233円

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【主要内容】夏目漱石「我輩は猫である」/「坑夫」論/「それから」私論/「こころ」/森宝外「灰儘」論/「阿部一族」/先行論文への疑義/原拠『阿部茶事談』増補過程の検討/『阿部茶事談』原本の性格/『阿部茶事談』増補の趣向/「阿部一族」/二葉亭四迷「平凡」/正宗白鳥「文壇人物評論」
ISBN4-8382-9016-0
室生犀星評価の変遷
─その文学と時代─

奥野健男編著
1400円

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室生犀星の評価を辿る。奥野健男、吉本隆明、清岡卓行、結城信一、福永武彦が論じた犀星評は、一種の文学評価の革命であった。まったく新しい評価の目をここに集載。犀星研究者・愛好者必携の評論集。
ISBN4-8382-9013-6
川端康成「雪国」を読む

奥出 健著
2136円

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『雪国』のテキストを多角的に作品分析した。
【主要目次】序 『雪国』を読むということ/一章 昭和十年前後の川端康成 他/二章 駒子論 他/島村論 他/葉子論 他/三章 異郷の母たち 他/『雪国』読解のための諸論考
ISBN4-8382-9023-3
室生犀星と王朝文学

上坂信男著
品切

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古典文学を換骨奪胎していく跡を辿ることによって、犀星の方法を捉え、作品史に占める王朝物の位置を測定する。
【内容目次】T筒井筒の文学の流れの中にみる犀星・他/U本説のある作品群・他/V本説のない作品群・他/W王朝物の終極・他/X結王朝物の作品史上の意義
ISBN4-8382-3026-5
森鴎外偶記

長谷川泉著
2815円

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日本の近代化を文学を通して証明した森宝外。近代文学における、彼の残した足跡と宝外像を、宝外研究家として知られる著者が、国際的動向をからめ多角的に考察した書。
ISBN4-8382-8026-2
漱石
─その志向するもの─

久保田芳太郎著
3398円

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【目次】漱石、東と西についての一つの考察─ことばの理論と倫理─/『夢十夜』─夢幻について─/『我輩は猫である』─風刺と笑い─/『草枕』─美について─/『虞美人草』─悲劇について─/『坑夫』─嘘と真実について─/『三四郎』─エロスと罪について─/『それから』─エロスと死について─/『門』─愛と罪について─/『心』─死と罪について─/『彼岸過迄』─性のアイデンティティ/『行人』─男と女について─/『道草』─実在について─/『明暗』─救いについて─
ISBN4-8382-8027-0
悪鬼たちの復権
─織田作之助・太宰治・坂口安吾・田中英光論─

矢島道弘著
2500円

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今も青春の文学として熱愛される織田・太宰・坂口・田中、いわゆる『無頼派』作家たちの文学史的評価は、主に『近代文学』派の評論家たちにより、不当に低く位置づけられてきた。著者は『家』への反逆性、反戦的性格、現代的状況との接点などの視座から従来の評価を排し、戦後文学史の見なおしをはかった。「悪鬼たちの原点」「戦後文学観への疑問」「『無頼派』と『戦後文学』の断流」「『無頼派』の意味再考」等十九編を収める。
ISBN4-8382-9023-3
彷徨する酒呑童子
─風論・田中英光─

矢島道弘著
2800円

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坂口安吾・太宰治・織田作之助と並ぶ無頼派作家田中英光の作品に溢れ出る〈デフォルメ〉された生き様をその背景をわかりやすく解いたエッセイ・コラムと主要な作品論から浮き彫りにする。
【主要目次】T 故郷・断層 その生涯/U 「オリンポスの果実」―文壇登場/V 戦場小説/W サラリーマン小説/X 党小説/Y デカダンスの道/Z その血脈
ISBN4-8382-9055-1
水と火の伝承
―古代日本文芸文化試論

桂芳久著
1400円

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古代では人間は今より自然的であったし、自然より人間的であった。混沌の古代世界に生きた人々の、水と火に託した伝承の暗流に照明をあて、その生と死を情念をうたいあげ、古代文化の変遷と本質を解明する。死生観が根底から崩れていく時代に生き、なお挽歌を詠じた人麻呂の言霊に触れる『〈水の女〉と出雲おとめ』、〈井光神〉を手掛かりに吉野の地史を探り、古代人の〈吉野〉の意味を闡明する『「名ぐわしき吉野」考』等七編。
昔話伝説研究の展開

野村純一編
4466円

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民俗学や国文学との深い関わりの上にある今日の口承文芸研究を、その土地土地の父祖の暮らしぶりの中から学ぶ姿勢を重視するフィールドワークに根ざした様々な角度からのアプローチで展開する。
ISBN4-8382-8029-9
拾遺現藻和歌集

小川剛生校注
3398円

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国立歴史民俗博物館蔵『拾遺現藻和歌集』を底本に翻刻した初めての書。巻末に特色・撰者などに関する考察と資料「『拾遺現藻和歌集』の研究」と、作者略伝・索引及び四句索引を付す。
ISBN4-8382-3046-X
魅力の御伽草子

石川 透編
2800円

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御伽草子に隠される魅力を物語、書誌、歌、説話、絵というそれぞれの視点で第一級の研究者が、あますところなく語る。巻末に100点の書誌・内容・作品の特色等を示した解説を掲載。
ISBN4-8382-3079-6
柳田国男と遠野物語

石井正己著
2500円

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遠野と『遠野物語』の関係、『今昔物語集』と『遠野物語』(説話文学研究と口承文学研究)の関係を考察した『遠野物語』論。さらに『遠野物語 増補版』『遠野物語拾遺』の考察を通じて折口信夫論、男・佐々木喜善論を展開。
ISBN4-8382-9061-6
柳田国男の遠野紀行

高柳俊郎著
1300円

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柳田国男の『遠野物語』 検証の旅、(『雪国の春』)の三陸海岸の旅伊能嘉矩追加公演の旅をめぐる詳細なリポート。これら柳田の三つの旅の考察を通して、柳田と関わった遠野の人々の姿と社会が浮かび上がる。『遠野物語』誕生のころの遠野の風景を知る。
ISBN4-8382-9062-4                                                                                       
源氏物語の変奏曲-江戸の調べ-

鈴木健一編
2800円

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雅文芸の象徴である『源氏物語』が江戸期の俗文芸にいかに享受されたか。江戸の文学・思想・文化に織り込まれた『源氏物語』のさまざまな姿を映し出す。
ISBN4-8382-3124-5 
山陰のわらべ歌
 -収録歌CD付-

酒井董美編
1800円

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植物の歌・手まり歌・手遊び歌・子守歌・動物の歌・歳事歌・鬼遊び歌・お手玉歌・ことば遊び歌・外遊び歌・じゃんけん歌・ゴム跳び歌・自然の歌・羽根つき歌・絵描き歌など、著者が山陰地方で採訪した数々のわらべ歌を、地域の文化や習慣との関わりと共に紹介。ISBN4-8382-3126-1
中国神話の構造

百田弥栄子著
3800円

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中国の広い大地に脈々と伝えられ習俗や宗教にも影響力を持つ神話伝承。動物と植物の神々が球形に織りなす「人類創造の物語」の構造を解明する。
ISBN4-8382-3131-8
物語の世界へ
 -遠野・昔話・柳田国男-

石井正己著
2800円

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アジアの東端に位置する島国・日本は、『源氏物語』をはじめとして、物語の歴史と文化が豊かに広がる宝島であった。本書は、民話のふるさと・遠野の語り部・『遠野物語』、各地に伝えられた昔話・伝説・語り物、日本民俗学の創始者・柳田国男を三題噺にして、物語の世界へ案内する。この分野の研究を第一線で進める著者が、数多くの写真や図版を使って、最先端の研究成果をわかりやすく解説した待望の入門書である。 ISBN4-8382-9066-7
古筆への誘い

国文学研究資料館 編
2300円


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本書は、柿本人麻呂・西行・藤原定家・空海・鴨長明・後醍醐天皇など、室町時代以前の人によって書かれた古い筆跡「古筆」の断簡「古筆切」の入門書。また「古筆」で書かれている古今和歌集、新古今和歌集など和歌を中心とした古典文学や、歴史上の著名人の自筆、真筆とされる作品が多数収載されている。古典文学歌を鑑賞、研究するのみならず書道のたしなみとしても格好の一冊。

法華験記の世界

永藤靖 編
2000円

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法華経の霊験説話を集めた説話集『法華験記』。本書は、その古代仏教説話の宝庫『法華験記』に関する論集。『日本霊異記』と『法華験記』の説話の比較や肉食往生説話などをはじめとして興味深い仏教説話世界を探求している。まとまった注釈書のない『法華験記』理解のための新しい書としてぜひほしい一冊。

御伽草子と昔話
日本の継子話の深層


黄地百合子 著
3800円

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本書は継子いじめをテーマにしたお伽草子「鉢かづき」「はな世の姫」「うはかわ」を、室町時代から現代へと時空の壁を超えて、同じく継子いじめをテーマとした「姥皮」「米福粟福」「鉢かづき」といった日本昔話の伝承世界から逆照射して、お伽草子の作品世界を論じた先駆的論集。日本の継子話の書承、口承といった幅広い伝承世界を鳥瞰しながら、継子話の深層を探る一冊。
雛の吊るし飾り

山崎裕子 編
1800円

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近年、お雛様のつるし飾りは、各地の町おこしや手芸教室、観光の分野で盛んであるが、民衆の生活史(民間伝承)の側面としてはほとんど具体的な紹介はされていない。本書は、ブームが先行しているお雛様のつるし飾りを民俗学、伝統工芸の側面から日本各地の具体的な事例をとりあげながら解説したもの。特に巻頭の口絵には、つるし飾りのカラー写真を豊富に掲載し、視覚的にも充実した資料集となっている。押絵、縮緬細工、巾着、琴爪入れなど伝統工芸品制作の趣味の参考書として、また雛飾りのルーツをたずねる学習の友として、書架にほしい一冊。
魅力の奈良絵本・絵巻

石川透 編
2800円


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本書は室町末期から江戸前期に多く版行された色彩鮮やかな奈良絵を挿絵とし、物くさ太郎などの御伽草子を主な題材とした絵本「奈良絵本・絵巻」の世界を、絵と物語との相関性から解読するもの。美術史と国文学、各分野の第一線の研究者のコラボレーションにより、物語とともに豊富な写真から挿絵を鑑賞しながら「奈良絵本・絵巻」のつくられた時代の文化的背景をも探求する。日本の絵本文化のルーツを知るための参考図書としてぜひほしい一冊。
グリム童話と近代メルヘン

竹原威滋 著
2700円


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本書は、従来のグリム童話の読み方、例えばグリム童話の初版と各版との記述内容の比較、また話の残酷性の追究といった立場とは異なり、ヨーロッパのキリスト教圏はもとより東アジアの仏教圏、西アジアのイスラム教圏をはじめとして世界各地の民間説話との比較を通してグリム童話を探究した本邦初のグリム童話読本。近代メルヘンとしてのグリム童話の語りの魅力を知るための必読書。
民話-伝承の現実

大島廣志 著
2800円

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本書は、NHKラジオ深夜便「民話を語ろう」の解説者や市町村の市民講座、「民話と文学の会」運営委員、大学講師など、長年にわたり「民話の語り」の活動と研究の第一線を歩んで来た著者、大島廣志による現代の民話入門。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の怪談小説「雪おんな」やグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の日本民話への受容、東京ディズニーランドの怪談や学校の怪談話の探究など、今日の日本の民話伝承の現実を分かりやすく解説。
子どもに昔話を!

石井正己 編
1700円


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昔話の語りに子どもの心の成長を育む力ありと考え、学校、家庭、地域サークル(おはなしの会)、文化行政等の現場で実践活動する研究者や教育者、活動家が提唱する子どもに関わる大人のための語りの入門書。
アイヌ文化への招待

萩原美枝
3800円


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本書は、専門性が高く、難解に思われがちなアイヌの言語と生活文化を、分かりやすく知りたい人のための入門書。アイヌの叙事詩(ユーカ、アイヌ語の地名や植物名、酒つくり、アイヌの婚姻、家族と人の一生といったアイヌ民族の文化を、特にアイヌ女性史の立場から考察。また、著者の夫でアイヌ文化研究者の知里真志保と、その姉で『アイヌ神謡集』の編訳者、知里幸恵の学問とその人生をも紹介。国際化、情報化の中で、日本の歴史と文化を考える基本図書として書架に置きたい一冊。
ヒト・モノ・コトバ 明治からの文化誌

橋詰静子 著
2000円


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本書は、森鴎外、夏目漱石、北村透谷、北原白秋など明治、大正期を代表する文学者、外国書籍販売、丸善を起こした早矢仕有的、新宿中村屋を起こした食文化の担い手、相馬黒光、愛蔵、江戸の本草学を薬学に高めた下村順一郎など、明治、大正期に文学界、実業界、薬学界において新文化、文芸、技術、学問を創造した人々の発した「コトバ」、偏愛した「モノ」、創造の現場「トポス」から近代文化が創造されゆく様子と、そこに関わった人々の思想と実践を記録した本。付録に干刈あがた著作目録と著作解説を収載。
伝承の「場」を歩く

須田悦生 著
3800円


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本書は、花祭、雪祭、延年舞といった民俗芸能、平家物語などのいくさ物語、韓国・中国・台湾など東アジアの芸能を、まるでその祭りの場にいるかのように臨場感あふれる解説で紹介した、民俗芸能の入門書。
悪魔には2本蝋燭を立てよ

齋藤君子 著
2300円


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本書は、第一線でロシア文化を研究してきた著者が、「悪魔には2本の蝋燭を立てよ」といった呪術や俗信、「ロシアの餃子」をはじめとした食習慣や食にまつわるエピソード、昔話、都市伝説、戦争の民話といった自身の耳で集めたロシアのフォークロアを挿絵と写真を交えて紹介。国際化、情報化の中で注目される、近くて遠い国ロシアを、歴史と文化的視点から知る本。
広がる奈良絵本・絵巻

石川透 編
2800円


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室町末期から江戸前期に多く版行された色彩鮮やかな奈良絵を挿絵とし、『源氏物語』『酒呑童子』『羅生門』『雪女』など、絵のみならずえ添えられた文章や筆跡をとおして日本文化を象徴する。「奈良絵本・絵巻」の世界に広がる、絵と物語の相関性を美術史学と国文学双方の観点から解読する。「奈良絵本・絵巻」のつくられた時代の文化的背景をも探求する。
民俗学と現代

石井正己 著
1980円


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『遠野物語』研究の第一人者である著者が、アカデミズムとしての民俗学から飛び出し、遠野市の『遠野物語』を利用した町づくり、庶民の生活をみつめる実践の学に象徴される。日本の民俗を今一度見つめ学ぶために、新聞、雑誌、メディアを通して「遠野」「柳田国男」「昔話」「民俗学」をテーマとして、人々に語りかけた声の一つ一つや集成した書籍等の書評集。埋もれ行く良書の発掘、紹介に心をくだき、民衆と乖離してしまった民俗学と現代をつなぐブックレビューとしてほしい一冊。
ロシヤの神話

佐野洋子 著
9800円


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本書は、ロシヤの神話と精霊信仰、農民の一年(ロシヤの年中行事)等を広く紹介した本。また、これまで体系的に紹介されることのなかったロシヤ口承文芸におけるジャンルの分類、及びその有効性と限界をも考察。時空を超えて精霊たちを創造したロシヤ民族の自然観・世界観・精神文化を歴史、民族、文学、芸術、建築、考古学などの広いジャンルから解明する。ロシヤの神話、精霊信仰、年中行事、口承文芸を探求する基本図書。
文明のサスティナビリティ

野田正治 著
2000円

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数十年で枯渇する化石燃料(石油)に頼らない文明(都市)のサスティナビリティ(持続可能性)を考えるための基本書。サスティナビリティという言葉を知らなくても都市の歴史、住宅の歴史を写真やグラフをまじえながらたどり、都市の居住空間の変化と、化石燃料に変わる燃料電池、風力、太陽光など再生可能なエネルギーについて身近な話題を通して考える。今、世界中で意識が高まる持続可能な都市社会、地球環境の課題と展望を探る。
遠野物語と21世紀
-近代日本への挑戦−


石井正己・遠野物語研究所編
2500円

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100年の時を経た今、発信する「遠野物語」の魅力と可能性を問う!昔話を語り継ぐ34人の語り部を紹介。『遠野物語』を知るために忘れられない10冊のガイドブックも収載。
島根の民謡

酒井董美・藤井浩基著
2300円


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既刊書『山陰のわらべ歌』の姉妹書。編者が、島根県下の田植え歌・臼挽き歌などの業歌(労働歌)を中心とした伝承民謡を広く採集、解説し、歌詞のみでなく、採譜した楽譜も収載。掲載した伝承民謡のCD付。
語りの講座 昔話への誘い

花部英雄・松本孝三編
2500円

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昔話をこれからこころざす人のために、語り手としてさらに深く昔話を学びたい人のために、古典説話、異文化、歴史、民俗の最前線の研究者が、昔話の世界を多角的、総合的にとりあげた講演集。
酒呑童子絵を読む

美濃部重克・美濃部智子著
3800円


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都を騒がす悪鬼、酒呑童子と、それを退治する源頼光、渡辺綱らの活躍を描いた酒呑童子の絵巻、屏風絵を、オールカラーで紹介。またそれらを絵解きするように解説、物語を読むごとく見る方法の試み。さらに酒呑童子など、「まつろわぬもの」の物語を支える思想とその享受の歴史をも考える。
昔話と絵本

石井正己編
1700円


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「子どもに昔話を!」「昔話を語る女性たち」のシリーズ。日本の昔話と絵本文化について、昔話と絵本の歴史はもとより、絵と語りの共存により視覚と聴覚の相互作用がもたらす豊かな感性の広がりについて、昔話の語り手、絵本作家、手作り紙芝居作者、もくもく絵本制作者、民話研究者など多彩な顔ぶれが、丁寧に分かりやすく解説。
奈良伝説散歩

丸山顕徳編
2300円


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2010年の平城遷都1300年に向けて、古都奈良に伝わる寺社、名所、高僧などをめぐる選りすぐりの伝説を、多くの写真と図版、地図を使って解説。奈良の寺社参詣と、歴史、伝説を探訪するためのガイドブック。各解説の後に「伝説地情報」として伝説地の年中行事、拝観料、所在地とアクセスするための交通手段を掲載。

ソシオ情報シリーズ 9
情報の人心誘導


林俊郎編
1800円

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目白大学社会学部 社会情報学科紀要の第九集。
遠野物語と21世紀
東北日本の古層へ


石井正己・遠野物語研究所編
2500円

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100年の時を経た今、発信する「遠野物語」の魅力と可能性を問う!遠野物語と21世紀シリーズ「近代日本への挑戦」に続く第二弾。「遠野物語」の物語世界を、宮沢賢治、二宮尊徳の思想へと展開する対談や、遠野を訪れ、また聖地にした柳田国男、金田一京助、折口信夫等、20人の人々を紹介。『遠野物語』を知るために忘れられない12冊のガイドブックも収載。

『遠野物語』へのご招待

石井正己著
1900円

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119話の不思議な物語世界に果てしなく広がる魅力と柳田国男・佐々木喜善・宮沢賢治の物語空間を語る。

絵巻の文字がすべて読める篠山本 鼠草紙

愛原 豊著
2400円


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本書は兵庫県、篠山市立青山歴史村蔵、奈良絵本「笹山本 鼠草紙」を、オールカラーで全文を紹介し、翻刻したもの。仮名文字の読めない一般の読者の方にも「笹山本 鼠草紙」が読めるつくりとなっている。

連歌入門
ことばと心をつむぐ文芸

廣木一人 著
1980円


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和歌、俳句とともに日本の文芸を代表する、連歌という座の文芸の種類と成立、連歌の構造、連歌の行われる場や運営、進行、連歌の作者論、連歌師の旅などを貴重な写真や図を交えて解説。本書は鎌倉時代初期にはじまり、南北朝・室町期に盛行し、最近ひそかなブームである連歌という日本文学の中で至高の文芸をはじめて詳細に紹介。初心者から和歌、俳句を趣味とする人まで、連歌の宇宙を堪能するための入門書。巻末には、さらに一層深く学びたい人のために、「連歌を学ぶための書」を収載。

室生犀星未刊行作品集
第一巻
(大正9年10月〜大正12年5月)
6800円

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不思議なる人物 古本屋 猫簇 俳諧寺一茶 孔雀と痴人 お小姓兒太郎 心 陰気な屋根の上で 遠桜抄 きれぎれなよくみる夢 天狗 冬近く すひかつら 魚介の絵 寒竹のかげ 孔子 花園の径 或る家の花 父親 みづうみ 解題・解説
第二巻
(大正12年7月〜大正15年12月)
6800円

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和子 沼地 女心 お品 おはじき 家庭 こはれたオルガン 時計 歳子の一族 母 鉛筆色の人生 女客 清純 てつせんの花 川岸 指輪 女 童話 襟飾 朝焼け 畫中の人 桃花村渡船之記 鶏の足 露台 ドウナツ 梨翁と南枝 馬に乗れる婦人 首 情痴の虫 短冊 あじやり 巴丹杏の下 音楽と料理 夫婦 美小童 三階の家 解題・解説
第三巻
(昭和2年1月〜昭和7年10月)
6800円

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喫茶と花と 別れ 応酬 鷺 或女の備忘録 金曜日 母の死と前後 選料−自叙伝補遺 海辺にて−自叙伝補遺 或女の手記 或日の芭蕉 出発前の出来事 乳氣な文明 假面 鉤と餌 女をすてる ユキ子は食はねばならない 足・デパート・女 巴丹杏と市民 美青年記 自殺 殺意 白い蛆と勇士 接吻痣 化粧した交際法 ピアノの町 大名と銭 殺される人々 死のツラを見よ 解題・解説
第四巻
(昭和8年1月〜昭和19年8月)
6000円

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風ぐるま 女は網をはられてゐる 母 菩薩 顔 町に女がゐる 正体 結婚について 市井鬼記 この母親を見よ 八衢 鏡の中 情痴界隈 春のコート 隅田川 花ヲ持ツタ文学少女 隣花村 恋もない宴 結婚前 息子 丘 わかうど 野芹角 謎 解題・解説
第五巻
(昭和21年6月〜昭和25年3月)
6796円

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人事菜色 豆人生 山中を去る 作家の手記 抽斗 上野 ふたたび春に 草あやめ 長野 癈園 命を 悪い琴 かくて人は 月読 妙齢 こだま 限界 くろがみ 巷に飼はる 一夜を 雲 可愛いい女 山に住む では娘よ 鉛と泥 蠅の墓 愛猫日記 狼 耳はくれなゐ 孤 菜の花 解題・解説
第六巻
(昭和25年4月〜昭和33年)
7572円

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